教室の窓から
いよいよクリスマス。


待ちに待った初デート!?の日。
黒のバルーンスカートに白のピタッとした長Tをきた。

亜季と待ち合わせの場所にいったけでまだきていなかった。


クリスマスなのに練習があったらしい。





「ごめん。待った?」
秀久が笑顔でこっちに手をふっている。



隣には恥ずかしそうに小山がいた。



私は小山としゃべったことがない。



やっぱり恥ずかしくなって、私は下をむいた。


「麻茄。顔赤いよ。」
亜季にいわれて思わず手で顔を隠す。

* * *




私達は(小山を除いて)いつも通り当たり障りのない会話をしていた。

小山はそれを笑ってずっと見ていた。

亜季と秀久は相変わらずイチャイチャしている。



私はそれを羨ましそうにみていた。


ふと小山をみると目があった。




どーしよう。私なんでこんなにドキドキしてるんだろう。
別に小山が私を好きなわけでもないのについ、期待してしまえ自分に嫌気がさした。



亜季と秀久が2人で行くところがあるらしいから2−2に別れた。




秀久がこっちを見てにやにやしていた。




小山と2人きりになって、沈黙が続いた。





「どーしよっか...」




小山は無言。





どーしよう。私は困り果ててしまった。
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