ママのあたしが恋をした。
「香流。さぼんぞ。」




「…えっ、ちょっ!」




「キャー和登様!!」



俺は香流を無理やり屋上へ連れて行った。あいつらから逃れるために。




なぜ香流を連れて来てしまったのかはわからない。




「和登?どうしたの?」




ただうるさかったから逃げただけ。




「あいつらうるさすぎ。何なんだよ。」




「皆和登が好きなんだよ。」




は?こいつ、何言ってんだ?




好きだと思う奴がが迷惑だと思うことなんて普通はしねぇだろ。




「俺にはわかんね。」




「そっか。女の子ってついやり過ぎちゃうけどさ、みんな好きだって思ってるからしちゃうことなんだよね」




今日の香流は真面目だ。




いつもとキャラが違う気がする。




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