ママのあたしが恋をした。
「えぇーと。和登の話が終わった後にあたしの話も…」





「ん。じゃぁとりあえず屋上な。」





あたしと和登は屋上へ向かって歩き始めた。





その間一言も話すことはなかった。





「今日もいい天気だ!」





屋上の風が気持ち良すぎて、告白のことなどすっかり忘れてはしゃいでしまった。






「香流。話。」





和登の話が先だったね。






「うん?」






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