ママのあたしが恋をした。
「…幸せになってね。」




鶴ヶ崎さん…





あたしてっきり…





殴られちゃうのかと思って、ここに来る前から結構覚悟してたのに…





「ありがとう…鶴ヶ崎さん…」





鶴ヶ崎さんのこと誤解してたな。





「鶴ヶ崎さんなんて…優って呼んで…?ごめんね。今まで…」




何がごめんねなの?




「優…は何で謝るの?何も悪いことしてないよ?」





「登和さんと鳴瀬くんが仲良いことが羨ましかったの…片思いなのに…無理やりキスだって…」





「あたしのことも香流って呼んで?それにそんなの大丈夫だよ。」





「優だって和登が好きなんだから。あたしたちはライバルだよ。」





「…香流ありがとう。私諦めないよ!」




あたしは優と話し合えて良かったと思う。





< 95 / 330 >

この作品をシェア

pagetop