独り言<あるOLの一日>
駅が近づくと無意識にバックから定期券を取り出し改札を抜ける。
ホームのこちら側は、都心へ向かう人でごった返している。
下り電車のがらがらの車内に見える人影に時々思う。
あの人たちはこっちを見ながら一体何を思っているのだろう‥
夜勤帰りの警備員や朝帰りの学生、下り方向にご出勤の方もいるはずだが、人影まばらな車内の様子だけがただただ羨ましい。
そんな事を考えながらぼんやり眺めていると、なんとなくめげそうになってきた。
真奈美は慌てて自分に元気をつけるために心の中で叫んだ。
「日本の労働者ってホントに偉いわよねぇ~っ!!!!!!」
だからといって別に元気になるわけではない。
だが、毎朝同じ時間に満員電車に揺られて、会社に向かう人が自分以外にもたくさんいるのだ。
そう思うことで少しは気も紛れるような気がするのである。
ホームのこちら側は、都心へ向かう人でごった返している。
下り電車のがらがらの車内に見える人影に時々思う。
あの人たちはこっちを見ながら一体何を思っているのだろう‥
夜勤帰りの警備員や朝帰りの学生、下り方向にご出勤の方もいるはずだが、人影まばらな車内の様子だけがただただ羨ましい。
そんな事を考えながらぼんやり眺めていると、なんとなくめげそうになってきた。
真奈美は慌てて自分に元気をつけるために心の中で叫んだ。
「日本の労働者ってホントに偉いわよねぇ~っ!!!!!!」
だからといって別に元気になるわけではない。
だが、毎朝同じ時間に満員電車に揺られて、会社に向かう人が自分以外にもたくさんいるのだ。
そう思うことで少しは気も紛れるような気がするのである。