独り言<あるOLの一日>
OL生活
真奈美は短大卒業後、中堅の建設会社に一般職として就職した。
給料は安く、残業も多かった。
それでも、仕事が早く上司にも重宝がられ、結構充実して過ごしていた。
入社した頃はバブル期後半で、職場はまだまだ活気に満ちていた。
男性社員は羽振りがよく、社員同士で飲みに行く事も多く楽しかった。
しかし数年後にはバブルがはじけて業績は急降下し、社内の雰囲気が一変してしまう。
入社して10年を過ぎ、真奈美はすでにお局になっていた。
同期入社の女子社員は寿退社や海外留学するなどしてほとんど残っていなかった。
いつの間にか会社は真奈美にとって居づらい場所になっていた。
5年前、最後まで残っていた同期が結婚退職したのをきっかけに真奈美も思い切って会社を辞めた。
会社へのせめてもの腹いせのつもりで、周囲の少し冷たい視線も省みず有給消化の為に4週間の休暇を取った。
その間に今の所に引越しをして、そこから旅行に行ったり、転職先を色々探して面接を受けたりした。
しかし、少しでも高収入を得たい‥と思うと営業職だったり、勤務時間が不規則だったりして希望する職場はなかなか見つからなかった。
退職後遊んで暮らす程蓄えがあるわけでもなかったので、兼ねてから気になっていた派遣会社に一時しのぎのつもりで登録したのである。
ところが、最初の頃は求人雑誌を買ったりしていたのだが、毎日の生活に追われていつのまにかそれさえもしなくなり、結局ずるずると派遣社員を続けてしまっている。
給料は安く、残業も多かった。
それでも、仕事が早く上司にも重宝がられ、結構充実して過ごしていた。
入社した頃はバブル期後半で、職場はまだまだ活気に満ちていた。
男性社員は羽振りがよく、社員同士で飲みに行く事も多く楽しかった。
しかし数年後にはバブルがはじけて業績は急降下し、社内の雰囲気が一変してしまう。
入社して10年を過ぎ、真奈美はすでにお局になっていた。
同期入社の女子社員は寿退社や海外留学するなどしてほとんど残っていなかった。
いつの間にか会社は真奈美にとって居づらい場所になっていた。
5年前、最後まで残っていた同期が結婚退職したのをきっかけに真奈美も思い切って会社を辞めた。
会社へのせめてもの腹いせのつもりで、周囲の少し冷たい視線も省みず有給消化の為に4週間の休暇を取った。
その間に今の所に引越しをして、そこから旅行に行ったり、転職先を色々探して面接を受けたりした。
しかし、少しでも高収入を得たい‥と思うと営業職だったり、勤務時間が不規則だったりして希望する職場はなかなか見つからなかった。
退職後遊んで暮らす程蓄えがあるわけでもなかったので、兼ねてから気になっていた派遣会社に一時しのぎのつもりで登録したのである。
ところが、最初の頃は求人雑誌を買ったりしていたのだが、毎日の生活に追われていつのまにかそれさえもしなくなり、結局ずるずると派遣社員を続けてしまっている。