レモンキャンディ
教室の席順をみると私は真ん中の席の1番後ろだった。
高橋という苗字なためこの席になることが多々ある。
変に窓際だったりするよりも断然目立たない席だからここが1番好きだった。
空いていた席も次第に埋まり完全に埋まったころに先ほどのメガネの先生が入ってきた。
「はーい、みなさん聞いてくださいねー。僕がこのクラスを一年間受け持つ、山下誠といいますー。よろしくお願いします。」
優しそでほんわかとしたメガネをかけた先生だった。
その後私達は名前順で並び、
盛大な拍手の元迎えられ、
ボソボソ話す校長先生の話をききながら入学式は終わった。