レモンキャンディ




思い出してまたムカムカした。


あのときの自分にもっと力があったら。



そいつを殺してやる。



今でもその気持ちは変わらない。



だけど、復讐したらさおりはどうなるだろう。

自分が犯人を殺すことで一生忘れることができないなのではないか。



だから警察にも届けなかった。




さおりを守るためなはずなのに何もできてないのが悔しい。







部屋には浴室から聞こえるシャワーの音が聞こえる。


少し長くないか?



不安が頭をよぎる。


いや、でも相手は入浴中。


だけど何か起きてたら、、、。




< 51 / 115 >

この作品をシェア

pagetop