レモンキャンディ





私は慌てて返信を打つ。


『ゆきが送りました。すみません。』


メールを送りゆきを睨みつける。


「まぁまぁ、そんな顔なさんなって!」



ますます深く睨みつける。




ブーブー



携帯が鳴る。


とっさに開いてみると



『なぜあなたの写真はないのですか?
ー大矢涼介ー』


わかっている。

"間違えてはいけない。"


場をわきまえなくてはならない。



「素直になりなよ。」


「出来ないよ。私彼のこと傷つけたくない。」










< 65 / 115 >

この作品をシェア

pagetop