もっと君と   愛し合えたら
私は一の瀬るり。

たくみと別れて一ヶ月が経った。

彼とはダイビングという共通の趣味で知り合った。

付き合いは長く続かなかった。

なぜなら

彼には忘れられない元恋人の存在があった。

たまたま伊豆へ潜りに行った時

偶然にもその元恋人に再会してしまい

彼の心には彼女と過ごした日々の全てがよみ返って

彼を苦しめた。

もうすでに手の届かない元恋人を目の前にして

たくみは自分で自分を呪った。

ところが

苦しいんでいたのはたくみだけではなく

彼女も相当つらかったようだ。

そのことを後でたくみから聞いた私は

彼とは距離を置こうと決めた。


    ~ 完 ~


ここまでお読みいただきましてありがとうございます。

夕美とたくみの心の奥にある密やかな恋心が
お気になりましたら「もう一度君をこの腕に」を公開しております。
どうぞそちらもお楽しみいただけたら幸いです。

また、るりの別恋ストーリーを長編で執筆中です。
後日改めてご案内させていただきますので、
これからもご愛読を賜りますようお願い申し上げます。
~北原留里留~

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