ドジなメイドさん
世界最強のアホ
髪はかるくウェーブがかっている。どこかの令嬢にしか見えないやつがなぜここにいるのか、とても気になった。

「俺は麗北院 狼緋、お前は?」

当たり前のことを訪ねた

「はい?」

はずなのに、彼女は反対に狼緋に訪ねた、
『はい?』と

「いやだから、な、ま、え」

「何故?」

こいつは何を言っているのだろう、そんなの呼ぶためではないか

「名前知らなきゃ呼べねぇだろ」

「なるほど、ですが、お前や、おいと呼ばれればすぐに向かいますのに。」

「おい、って言って何人も振り返ったらどうすんだよ?」

「その場合は…困りますね」

やっと理解してくれた。面倒くさいやつだ

「ですが私には名前はございません」

「は?」
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