お姫様はふたり
靴
海岸で見る夕日はキレイだった。
キレイすぎるくらいだった。
でも今、みこはそんなのに浸れる余裕なんてない。
キレイな夕日。
透き通るようで雄大な海。
白い砂浜。
そして砂浜に忘れたように残された二足の靴。
寂しそうに身を寄せ合う恋人のようだった。
みこと亮平が来たときにはもう遅かった。
自然と涙が出てきた。
キレイすぎるくらいだった。
でも今、みこはそんなのに浸れる余裕なんてない。
キレイな夕日。
透き通るようで雄大な海。
白い砂浜。
そして砂浜に忘れたように残された二足の靴。
寂しそうに身を寄せ合う恋人のようだった。
みこと亮平が来たときにはもう遅かった。
自然と涙が出てきた。