お姫様はふたり
「気にするわ!!」


この男は…!!


みこと亮平は昔からこうだ。


言い合いばっかり。


そしてそれを止めることが出来るのはまーちゃんだけ。


「てか、今何時?」


亮平はポケットからスマホを取りだした。


「17時30分。…合奏でもあるのか?」


「わっ!!もうそんな時間!?やっば!!行かなくちゃ!!」


みこはアルトサックスのマウスピースにキャップをつけた。

< 23 / 182 >

この作品をシェア

pagetop