お姫様はふたり
私と羽崎くんはおいしいと評判のお好み焼きのお店に入った。


私の心臓は高鳴りっぱなし。


最後までもつかなぁ…?


席につくと同時に羽崎くんはトイレとか言って、行ってしまった。


はぁ…。


すごく緊張する…。


心臓に悪い。


「真琴」


少しトゲのある声で名前を呼ばれた。


私はゆっくりと顔を上げる。


「…何でここにいるの…!?」

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