小悪魔な彼女
「はい、反省文用の紙。これ書いて服装直して提出して。」
そんな声とともに、後ろから差し出された紙。
一番上には
『服装違反者用反省文』
と長々と漢字が大きな字で書いてある。
「………何これ。」
無表情で用紙を差し出す生徒会長に問いかける。
「…何って服装違反者だけが貰えるプレゼント。」
「いらない。あげる。」
生徒会長を睨みながら、用紙を突き返した。
「じゃあ服装直すんだよな?」
「は?直す訳ないじゃん。」
…誰が直すか。
この格好やめたら
私じゃなくなるんだってば。