小悪魔な彼女



……くだらないなぁ。





何でアイツのために私が性格まで変えなきゃいけないの!?




生徒会長も私と同じ人間じゃん!




憲法にも法の下に人間の平等は保証されてるって書いてあるんだぞ!!








自分の部屋のベッドに倒れ込みながら、そんなことを考えていた。






カバンの中から雑誌を一冊抜き取り、パラパラとページをめくる。






私の目にある女の子の姿が映る。




その女の子は、いかにも大人しそうな女の子。





―…こういうのがタイプってこと……





どっちかっていうと癒し系だよね?




小悪魔の私には落ちないってそういう意味かぁ…









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