小悪魔な彼女



「はい。オレ仕事に戻るから出てって。」





メガネをかけ直しながらそう言った生徒会長の一言で現実に戻る。





「あ…し…失礼しましたっ!!」






勢いよくドアを閉める。






私は閉めたと同時に、その場に座り込んでしまった。






―…何だか見てはいけないものを見てしまった気分。




アイツ、笑えるんじゃん。





いつも笑ってたほうがいいのにどうしてあんなに冷めてるんだろ?








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