小悪魔な彼女



会長は私を自分の方へ振り向かせると



「オレに逆らうってことはどうなるか先生に言われたでしょ?さて…どうする?」



って黒い笑顔。



私…分かった。



コイツの正体。




―…悪魔なんだよね、この人は。



生徒会長の仮面をかぶった善人のふりをしてる悪魔。



「…それって脅してるつもり?」



「ううん?オレそんなことしないから♪」




―――…嘘だっっ!!



「あー…別に先生に言ってもいいけど。私、怒られるの慣れてるから。」



面倒くさくなって、先生に怒られる道を選ぶ私。



コイツと二人きりってことが、まず嫌。



もう何でもいいからこの部屋から出て行きたい。








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