AfterStory~彼女と彼の話~
沙紀にアルコール入りチョコを食べさせてみて、俺も分けてもらうようにキスをする。
「んっ…」
熱を絡ませてみたら沙紀の口のなかにあったアルコールが俺の口にも流れてきて、溢すまいとゴクリと飲んだ。
それが俺のスイッチを押したのか、沙紀の口から漏れる声が後押しをして、より欲しい気持ちが増えてくる。
このまま流れに身を任せてみようと、ソファに沙紀をゆっくりと倒して細い足を撫でると、沙紀は俺の胸を叩いて抵抗した。
(やっぱり駄目か…、でも…)
でもここで引いたら俺たちは進まないような気がして、沙紀を丸ごと受け止めたいから強気に出てみる。
「でも、俺は沙紀が欲しい。心も体も全部だ。チョコなんていらない。欲しいのは沙紀だけだ」
強気に出てみたけど、内心は心臓が口から出そうなくらい早鐘している。
沙紀は涙でクシャクシャになりそうで、必死に堪えながらいて、俺は指で沙紀の涙を拭った。
「沙紀、優しくするから、俺を信じて」
約束のキスの味は涙でしょっぱくて、俺は沙紀の手を取って足早にベッドルームに向かった。
丁寧に沙紀の服を脱がして、自分も服を脱いでいくと、沙紀は俺の傷に目を見張る。
こんな傷はしょっちゅうだし、何よりも刑事としての勲章だ。
「俺はもともとデキル奴だから、当たり前」
沙紀に素敵だと褒められ、尚更嬉しくて、ちょっと照れ隠しにいつものように自信たっぷりに答えると、沙紀もやれやれと笑っていて、不安な表情がなくなってきたのが分かる。
(もう大丈夫だな)
沙紀の顔を見て安心して、俺は沙紀をベッドに倒して首もとに顔を埋めた。
「彰?」
「俺に全部委ねて」
「うん…」
沙紀の腕が俺の背中に回ると、その細さにびっくりする。
体格差もあるが、こんなにも細くても警察官として真剣に仕事に打ち込んでいるんだな。
『頑張っている彰って素敵だなって』
(沙紀、お前もだよ)
いつも笑顔で俺の自慢話に付き合ってくれるし、犯人逮捕にも臆せずに立ち向かっている。
こんな素敵な人が俺の彼女だなんて、俺の方が幸せだ。
「んっ…」
熱を絡ませてみたら沙紀の口のなかにあったアルコールが俺の口にも流れてきて、溢すまいとゴクリと飲んだ。
それが俺のスイッチを押したのか、沙紀の口から漏れる声が後押しをして、より欲しい気持ちが増えてくる。
このまま流れに身を任せてみようと、ソファに沙紀をゆっくりと倒して細い足を撫でると、沙紀は俺の胸を叩いて抵抗した。
(やっぱり駄目か…、でも…)
でもここで引いたら俺たちは進まないような気がして、沙紀を丸ごと受け止めたいから強気に出てみる。
「でも、俺は沙紀が欲しい。心も体も全部だ。チョコなんていらない。欲しいのは沙紀だけだ」
強気に出てみたけど、内心は心臓が口から出そうなくらい早鐘している。
沙紀は涙でクシャクシャになりそうで、必死に堪えながらいて、俺は指で沙紀の涙を拭った。
「沙紀、優しくするから、俺を信じて」
約束のキスの味は涙でしょっぱくて、俺は沙紀の手を取って足早にベッドルームに向かった。
丁寧に沙紀の服を脱がして、自分も服を脱いでいくと、沙紀は俺の傷に目を見張る。
こんな傷はしょっちゅうだし、何よりも刑事としての勲章だ。
「俺はもともとデキル奴だから、当たり前」
沙紀に素敵だと褒められ、尚更嬉しくて、ちょっと照れ隠しにいつものように自信たっぷりに答えると、沙紀もやれやれと笑っていて、不安な表情がなくなってきたのが分かる。
(もう大丈夫だな)
沙紀の顔を見て安心して、俺は沙紀をベッドに倒して首もとに顔を埋めた。
「彰?」
「俺に全部委ねて」
「うん…」
沙紀の腕が俺の背中に回ると、その細さにびっくりする。
体格差もあるが、こんなにも細くても警察官として真剣に仕事に打ち込んでいるんだな。
『頑張っている彰って素敵だなって』
(沙紀、お前もだよ)
いつも笑顔で俺の自慢話に付き合ってくれるし、犯人逮捕にも臆せずに立ち向かっている。
こんな素敵な人が俺の彼女だなんて、俺の方が幸せだ。