AfterStory~彼女と彼の話~
今まで1人きりだったベッドルームは静寂だったけど、今は沙紀の甘い声と俺の声、そしてベッドが軋む音が入り交じっている。
「っ…、ぁ…、あき…ら」
「沙紀、沙紀っ」
唇を沙紀の肌に這わせてみれば、チョコよりもとても甘くて、もっともっと沙紀が欲しくなって印をつけていく。
「彰、やっ……」
「悪い、止まりそうにない」
優しくするなんて言ってたくせに、今まで我慢していたのを解放するかのように本能的にスピードが上がっていく。
沙紀はもう限界がきて駄目なこと言ってるが、よく沙紀を見るとこの甘い雰囲気に酔いしれ、恍惚な様を浮かべていた。
限界がきた沙紀は意識を手放すが、瞼を閉じる寸前、幸せそうな表情でいたから、それに俺も幸せを感じて息を整えながら沙紀の隣にドサリと寝転ぶ。
「スー…」
沙紀の口から寝息が漏れ、顔にかかる髪をそっと退かして、起こさないように抱き締めた。
一方的に思いをぶつけるようにしてしまったし、いつかまた同じように泣かさない為にも、俺が沙紀を引っ張っていけるようにしなくちゃと思う。
水瀬先輩のようにスマートに恋人をエスコートできるようになりたいし、山さんのように年齢を重ねても大切な人といたい。
だんだんと睡魔が襲ってきて、瞼を閉じようとすると、俺たちが入っているベッドの上に三毛猫が乗ってきた。
「沙紀を起こすなよ」
「にゃぁ…」
三毛猫はベッドの空いているスペースに体を丸め、気持ち良さそうに寝始める。
今まで1人きりのベッドに、大切な人と三毛猫がいるなんて初めてで、なんだかくすぐったくて幸せだと思いながら意識を手放した。
「っ…、ぁ…、あき…ら」
「沙紀、沙紀っ」
唇を沙紀の肌に這わせてみれば、チョコよりもとても甘くて、もっともっと沙紀が欲しくなって印をつけていく。
「彰、やっ……」
「悪い、止まりそうにない」
優しくするなんて言ってたくせに、今まで我慢していたのを解放するかのように本能的にスピードが上がっていく。
沙紀はもう限界がきて駄目なこと言ってるが、よく沙紀を見るとこの甘い雰囲気に酔いしれ、恍惚な様を浮かべていた。
限界がきた沙紀は意識を手放すが、瞼を閉じる寸前、幸せそうな表情でいたから、それに俺も幸せを感じて息を整えながら沙紀の隣にドサリと寝転ぶ。
「スー…」
沙紀の口から寝息が漏れ、顔にかかる髪をそっと退かして、起こさないように抱き締めた。
一方的に思いをぶつけるようにしてしまったし、いつかまた同じように泣かさない為にも、俺が沙紀を引っ張っていけるようにしなくちゃと思う。
水瀬先輩のようにスマートに恋人をエスコートできるようになりたいし、山さんのように年齢を重ねても大切な人といたい。
だんだんと睡魔が襲ってきて、瞼を閉じようとすると、俺たちが入っているベッドの上に三毛猫が乗ってきた。
「沙紀を起こすなよ」
「にゃぁ…」
三毛猫はベッドの空いているスペースに体を丸め、気持ち良さそうに寝始める。
今まで1人きりのベッドに、大切な人と三毛猫がいるなんて初めてで、なんだかくすぐったくて幸せだと思いながら意識を手放した。