AfterStory~彼女と彼の話~
ソフトクリームを食べてひんやりした筈なのに、キスを交わすたびに心が、体全部が火照りそうになる。
そして小さなリップ音を出して唇が離れると、こんな所でと訴えるかのように海斗さんを見上げた。
「もぅ…、誰かが見てたらどうするんですか?」
「みんな遊びに夢中だから、気付いてない」
私は周囲を見るとこちらに気付いている人がいなくてホッとし、海斗さんはソフトクリームを食べている。
「あまり出掛けることがなくて、すまん」
海斗さんはソフトクリームを全て食べきると申し訳なさそうに言い、私は顔を左右に降った。
「こうして海斗さんたちのお手伝いが出来たり、お休みだって此からもあるので、また2人で出掛けましょ?」
「ああ、そうだな」
海斗さんは私の肩に手を回して2人の距離が縮み、私は海斗さんの肩に頭を寄せた。
(こういうのって、幸せだなぁ)
私1人でそう感じているけれど、海斗さんはどうなんだろ。
「いつも部屋か海の上だから、こうして外にいるのもいいな」
「私もそう思います」
海斗さんの嬉しそうな声を聞けて良かった、同じ気持ちで良かったと心が温かくなる。
「他の所も見てみるか?」
「はい!」
私たちはベンチから立ち上がり、また公園内を散策し始める。
初めてのGW、私たちは屋外デートの記念日となったのだった。
【九条麻衣×佐々原海斗の場合終り】
2015/5/1up
→お次は星野美空×水瀬編集長の休日です
そして小さなリップ音を出して唇が離れると、こんな所でと訴えるかのように海斗さんを見上げた。
「もぅ…、誰かが見てたらどうするんですか?」
「みんな遊びに夢中だから、気付いてない」
私は周囲を見るとこちらに気付いている人がいなくてホッとし、海斗さんはソフトクリームを食べている。
「あまり出掛けることがなくて、すまん」
海斗さんはソフトクリームを全て食べきると申し訳なさそうに言い、私は顔を左右に降った。
「こうして海斗さんたちのお手伝いが出来たり、お休みだって此からもあるので、また2人で出掛けましょ?」
「ああ、そうだな」
海斗さんは私の肩に手を回して2人の距離が縮み、私は海斗さんの肩に頭を寄せた。
(こういうのって、幸せだなぁ)
私1人でそう感じているけれど、海斗さんはどうなんだろ。
「いつも部屋か海の上だから、こうして外にいるのもいいな」
「私もそう思います」
海斗さんの嬉しそうな声を聞けて良かった、同じ気持ちで良かったと心が温かくなる。
「他の所も見てみるか?」
「はい!」
私たちはベンチから立ち上がり、また公園内を散策し始める。
初めてのGW、私たちは屋外デートの記念日となったのだった。
【九条麻衣×佐々原海斗の場合終り】
2015/5/1up
→お次は星野美空×水瀬編集長の休日です