AfterStory~彼女と彼の話~
◇The Kiss of love.(valentine2016)
角井百貨店の受付に配属されている大野茜は、後輩と共に受付のカウンターに立ち、誰も立ち寄らない合間で、バレンタインのチョコについて盛り上がる。
「茜先輩、今年の受付からの義理チョコはどうしますか?」
「どれにするか悩むよね。海外の有名パティシエがプロデュースした高級チョコは、自分用にしたいんだよね」
「それって"ご褒美チョコ"ですよね?分かります~♪♪」
今年の角井百貨店のバレンタインも、購買意欲を掻き立てようと趣向を凝らしたラインナップで挑む。
「すいません、Mというお店に行きたいんですが」
「コスメブランドのMでございますね」
一人の男性客が大野茜の元にやってきて、店舗の位置を尋ねた。
「この受付からまっすぐ進みますと、上りのエスカレーターがございます。そこを左に曲がり、白とピンクを基調とした猫のマークがMの店舗でございます」
「ありがとう」
男性客はお礼を言うと、目的地に向けて歩きだした。
「茜先輩、今の眼鏡をかけていた人、超イケメンでしたね!」
「確かに。でもMに行きたいってことは、恋人に"バレンタイン限定盤のネイル"を贈るんじゃない?あのショップのコスメって、カップルに人気なんだよね。あ~あ、私も贈ってもらいたい」
大野茜は深い溜め息を吐く。
「そんなに溜め息を吐かないで下さい。ほら、今度歌手の吉井憲治が、コスメブランドのMとコラボしてバレンタインイベントで来るじゃないですか?それで癒やされましょうよ」
「新曲を出したんだっけ?彼の声って"癒し"だよね」
「そうなんですよ!早速買いましたよ~♪後で貸しますね」
「ありがとう!タイトルって、何だったっけ?」
「確か『The Kiss of…』です♪CMにも流れてますよ」
大野茜たちはチョコから歌手の話題にかわり、盛り上がる。
今年はどんな愛のKissが届くのでしょうか?
それでは【The Kiss of Love.】、お楽しみ下さい。
「茜先輩、今年の受付からの義理チョコはどうしますか?」
「どれにするか悩むよね。海外の有名パティシエがプロデュースした高級チョコは、自分用にしたいんだよね」
「それって"ご褒美チョコ"ですよね?分かります~♪♪」
今年の角井百貨店のバレンタインも、購買意欲を掻き立てようと趣向を凝らしたラインナップで挑む。
「すいません、Mというお店に行きたいんですが」
「コスメブランドのMでございますね」
一人の男性客が大野茜の元にやってきて、店舗の位置を尋ねた。
「この受付からまっすぐ進みますと、上りのエスカレーターがございます。そこを左に曲がり、白とピンクを基調とした猫のマークがMの店舗でございます」
「ありがとう」
男性客はお礼を言うと、目的地に向けて歩きだした。
「茜先輩、今の眼鏡をかけていた人、超イケメンでしたね!」
「確かに。でもMに行きたいってことは、恋人に"バレンタイン限定盤のネイル"を贈るんじゃない?あのショップのコスメって、カップルに人気なんだよね。あ~あ、私も贈ってもらいたい」
大野茜は深い溜め息を吐く。
「そんなに溜め息を吐かないで下さい。ほら、今度歌手の吉井憲治が、コスメブランドのMとコラボしてバレンタインイベントで来るじゃないですか?それで癒やされましょうよ」
「新曲を出したんだっけ?彼の声って"癒し"だよね」
「そうなんですよ!早速買いましたよ~♪後で貸しますね」
「ありがとう!タイトルって、何だったっけ?」
「確か『The Kiss of…』です♪CMにも流れてますよ」
大野茜たちはチョコから歌手の話題にかわり、盛り上がる。
今年はどんな愛のKissが届くのでしょうか?
それでは【The Kiss of Love.】、お楽しみ下さい。