AfterStory~彼女と彼の話~
2月10日、水曜日。
百貨店の営業時間が終わらない内に美空へのバレンタインギフトを買いたいから、残業もそこそこして、今は角井百貨店の入口に来ている。
スマホでコスメブランド"M"のショップを調べたら、角井百貨店の1階にあるとは分かったけど、詳しい場所までは出てこなかったから、受付で聞いてみるかな?
「すいません。コスメブランド"M"へ行きたいんですが」
「受付の場所からまっすぐ進みますと―…」
受付の人に場所を教えて貰って移動をするけど、コスメフロアは女性客ばかりで、男がいると浮いてる。
目当てのショップに着くと、白とピンクを基調した猫のマークが飾られていて、BGMはラジオで聴いた吉井憲治の歌が流れ、そしてバレンタイン限定ネイルを見つけた。
色はピンクと、バレンタインを意識しているのかチョコのような茶色の組み合わせで、パッケージは先ほどの猫のマークがプリントされている。
「恋人に贈り物ですか?」
「はい。ラジオで吉井憲治さんの歌を聴いて、このブランドを知りました」
「ありがとうございます!この茶色のネイルは塗ると、チョコの香りがするように調合されているんですよ」
「へぇ、香りがするなんて凄いですね」
「何年も試行錯誤をして、ようやく完成をした自信作です」
店員は熱心に限定ネイルについて説明をしてくれて、チョコの香りがするのは珍しいし、これにしようかな。
「これを1つ、お願いします」
「ありがとうございます。ラッピングをしますので、お待ち下さい」
ラッピングが終わるまで、美空にバレンタインのことを相談しようっと。
「今年のバレンタインはどこで過ごしたい?っ…と」
メッセージの送信ボタンを押したら、すぐ美空から返事が来て、『2月13日に私の部屋で過ごしませんか?』とあって、2月14日は日曜だし、次の日を考えると13日に泊まった方が14日を丸々過ごせそうだな。
久しく美空の部屋に行ってないし、OKと返事をした。
百貨店の営業時間が終わらない内に美空へのバレンタインギフトを買いたいから、残業もそこそこして、今は角井百貨店の入口に来ている。
スマホでコスメブランド"M"のショップを調べたら、角井百貨店の1階にあるとは分かったけど、詳しい場所までは出てこなかったから、受付で聞いてみるかな?
「すいません。コスメブランド"M"へ行きたいんですが」
「受付の場所からまっすぐ進みますと―…」
受付の人に場所を教えて貰って移動をするけど、コスメフロアは女性客ばかりで、男がいると浮いてる。
目当てのショップに着くと、白とピンクを基調した猫のマークが飾られていて、BGMはラジオで聴いた吉井憲治の歌が流れ、そしてバレンタイン限定ネイルを見つけた。
色はピンクと、バレンタインを意識しているのかチョコのような茶色の組み合わせで、パッケージは先ほどの猫のマークがプリントされている。
「恋人に贈り物ですか?」
「はい。ラジオで吉井憲治さんの歌を聴いて、このブランドを知りました」
「ありがとうございます!この茶色のネイルは塗ると、チョコの香りがするように調合されているんですよ」
「へぇ、香りがするなんて凄いですね」
「何年も試行錯誤をして、ようやく完成をした自信作です」
店員は熱心に限定ネイルについて説明をしてくれて、チョコの香りがするのは珍しいし、これにしようかな。
「これを1つ、お願いします」
「ありがとうございます。ラッピングをしますので、お待ち下さい」
ラッピングが終わるまで、美空にバレンタインのことを相談しようっと。
「今年のバレンタインはどこで過ごしたい?っ…と」
メッセージの送信ボタンを押したら、すぐ美空から返事が来て、『2月13日に私の部屋で過ごしませんか?』とあって、2月14日は日曜だし、次の日を考えると13日に泊まった方が14日を丸々過ごせそうだな。
久しく美空の部屋に行ってないし、OKと返事をした。