AfterStory~彼女と彼の話~
2月12日、金曜日。
恒例のバレンタインイベントが3階の会議室で開かれ、昼休みに姫川と仁と一緒に会議室へ行った。
会議室の中に入るとチョコの甘さが広がっていて、普段何も飾られていない壁にはスイーツのステッカーやリボン等で装飾されていて、机の上にはホテルのビュッフェのように各部署が購入したチョコたちが並べられている。
美空が配属している総務課の皆が準備をしているようで、これだけ装飾や備品の用意が大変だったと思うけど、美空の充実した表情を見ると微笑ましいな。
俺はお皿の上に食べてみたいチョコを次々と乗せ、一粒食べると、ココアパウダーの味と中身がしっとりとしたチョコが相まって美味しい。
「お前、そんなに食って、虫歯にならないのか?」
「歯を磨けば大丈夫」
姫川がやや引き気味に俺を見て、仁がチョコをまだ食べていないのは珍しいな。
「仁はチョコを食べないの?」
「今年は食べないって決めている」
仁との付き合いは長いけど、まだ掴めないや。
明日は美空と久しぶりにゆっくり出来そうだし、バレンタインギフトを喜んでくれたら嬉しいな。
恒例のバレンタインイベントが3階の会議室で開かれ、昼休みに姫川と仁と一緒に会議室へ行った。
会議室の中に入るとチョコの甘さが広がっていて、普段何も飾られていない壁にはスイーツのステッカーやリボン等で装飾されていて、机の上にはホテルのビュッフェのように各部署が購入したチョコたちが並べられている。
美空が配属している総務課の皆が準備をしているようで、これだけ装飾や備品の用意が大変だったと思うけど、美空の充実した表情を見ると微笑ましいな。
俺はお皿の上に食べてみたいチョコを次々と乗せ、一粒食べると、ココアパウダーの味と中身がしっとりとしたチョコが相まって美味しい。
「お前、そんなに食って、虫歯にならないのか?」
「歯を磨けば大丈夫」
姫川がやや引き気味に俺を見て、仁がチョコをまだ食べていないのは珍しいな。
「仁はチョコを食べないの?」
「今年は食べないって決めている」
仁との付き合いは長いけど、まだ掴めないや。
明日は美空と久しぶりにゆっくり出来そうだし、バレンタインギフトを喜んでくれたら嬉しいな。