AfterStory~彼女と彼の話~
彰が住む街の最寄り駅に降りて、改札へ向かう。
今日はどんな料理を作ろうかとネットでレシピを掲載しているサイトを見ようと思って、バックからスマホを取り出した。
「あっ」
手からスマホが滑り、コンクリートの地面に転がってしまったので慌てると、ひょいっと誰かがスマホを拾った。
「これ、アンタのか?」
半袖のポロシャツにデニムの服装をしている男性が私のスマホを拾ってくれて、差し出した。
「はい、ありがとうございます」
「……」
お礼を言いながらスマホを受け取ると、男性は無言でうなずいて改札を出てしまった。
スマホの画面が割れていなくてホッとして、人にぶつからない場所に移動してからスマホの画面を開く。
彰が好きそうなお肉料理は…、鶏のトマト煮込みか大根おろしを使った煮込み料理か…、すぐ食べれるものだと煮込みよりも焼いた方がいいかな?
レシピサイトをくまなく見ていると画面が行き成り切り替わって、画面には見知らぬ番号が表示されている。
私の番号を知っている人は限られているけれど、もしかしていたずら?警察官の私にいたずら電話だなんて挑戦的だ。
「もしもし?誰ですか!」
通話ボタンをして、電話口で強気な態度で対応する。
『いきなりでかい声を出すんじゃねーよ。刑事課の山崎だ』
「や、山崎さん?!」
山崎さんは彰と同じ刑事課に所属する大ベテランの刑事さんで、何で私の電話に?!
『簡潔に言うぞ。○○町××に来い。じゃあな』
「えっ?今からですか?!待って下さ―…、切れるし!」
これから彰の部屋に行かなくちゃいけないのにと言いたいところを遮って、山崎さんは一方的に住所を言って電話を切った。
電話口からはツーツーツーと電話が終わった音が流れ、何だかなぁ。
でも山崎さんが私に電話をかけて来いってことは、彰に関係があるのかもしれない。
急いで改札を出て、タクシーをつかまえて山崎さんから告げられた場所へと向かった
今日はどんな料理を作ろうかとネットでレシピを掲載しているサイトを見ようと思って、バックからスマホを取り出した。
「あっ」
手からスマホが滑り、コンクリートの地面に転がってしまったので慌てると、ひょいっと誰かがスマホを拾った。
「これ、アンタのか?」
半袖のポロシャツにデニムの服装をしている男性が私のスマホを拾ってくれて、差し出した。
「はい、ありがとうございます」
「……」
お礼を言いながらスマホを受け取ると、男性は無言でうなずいて改札を出てしまった。
スマホの画面が割れていなくてホッとして、人にぶつからない場所に移動してからスマホの画面を開く。
彰が好きそうなお肉料理は…、鶏のトマト煮込みか大根おろしを使った煮込み料理か…、すぐ食べれるものだと煮込みよりも焼いた方がいいかな?
レシピサイトをくまなく見ていると画面が行き成り切り替わって、画面には見知らぬ番号が表示されている。
私の番号を知っている人は限られているけれど、もしかしていたずら?警察官の私にいたずら電話だなんて挑戦的だ。
「もしもし?誰ですか!」
通話ボタンをして、電話口で強気な態度で対応する。
『いきなりでかい声を出すんじゃねーよ。刑事課の山崎だ』
「や、山崎さん?!」
山崎さんは彰と同じ刑事課に所属する大ベテランの刑事さんで、何で私の電話に?!
『簡潔に言うぞ。○○町××に来い。じゃあな』
「えっ?今からですか?!待って下さ―…、切れるし!」
これから彰の部屋に行かなくちゃいけないのにと言いたいところを遮って、山崎さんは一方的に住所を言って電話を切った。
電話口からはツーツーツーと電話が終わった音が流れ、何だかなぁ。
でも山崎さんが私に電話をかけて来いってことは、彰に関係があるのかもしれない。
急いで改札を出て、タクシーをつかまえて山崎さんから告げられた場所へと向かった