AfterStory~彼女と彼の話~
翌朝、瞼を開けると目の前に幸雄さんの寝顔がある。
顔色も昨日よりは良くなっているし、前髪を掻き分けてオデコを触ってみたら熱くなかった。
(熱が下がって、良かった…)
私は体を起こすと身震いしたので掛け布団をたくしあげ、窓の外を眺めると雪が降っていた。
「外が真っ白」
寒くて両手を温めたくなったのではぁっと温かい息を吹くと、背後から腕が伸びてきて抱き締められた。
「おはよう」
「おはようございます」
右頬に短いキスをされた。
「熱は大丈夫ですか?」
「大丈夫。美空のおかげだよ」
「それなら良かったです」
お互い何も身に纏ってないから、私の背中に幸雄さんの肌がダイレクトに触れていて、温かいなぁと幸せを噛みしめる。
「風邪を引いたのは、久しぶりだよ」
「そうだ、幸雄さんが風邪を引いたって荒木編集長から教えて貰ったんですよ」
「仁から?」
「寂しかったです。風邪を引いたら、真っ先に言って下さい。彼女なんですから」
幸雄さんの方に振り向いて拗ねた感じで言うのは、本当だから。
「飲みに誘われたんだけど、体調悪くなったから断ったんだよ。次からは真っ先に言うから、機嫌を直して?」
「んっ…」
首筋にチクッと痛みが走り、そのまま幸雄さんの唇は私の背中を音を出しながら啄み、手は私の腰のラインを撫でてくるから、くすぐったくて捩る。
「待っ…て」
「待てない」
そのまま幸雄さんに押し倒され、この日はずっと幸雄さんの体温を感じたのだった。
【星野美空side終わり】
2015/1/17up
→お次は水瀬編集長目線
顔色も昨日よりは良くなっているし、前髪を掻き分けてオデコを触ってみたら熱くなかった。
(熱が下がって、良かった…)
私は体を起こすと身震いしたので掛け布団をたくしあげ、窓の外を眺めると雪が降っていた。
「外が真っ白」
寒くて両手を温めたくなったのではぁっと温かい息を吹くと、背後から腕が伸びてきて抱き締められた。
「おはよう」
「おはようございます」
右頬に短いキスをされた。
「熱は大丈夫ですか?」
「大丈夫。美空のおかげだよ」
「それなら良かったです」
お互い何も身に纏ってないから、私の背中に幸雄さんの肌がダイレクトに触れていて、温かいなぁと幸せを噛みしめる。
「風邪を引いたのは、久しぶりだよ」
「そうだ、幸雄さんが風邪を引いたって荒木編集長から教えて貰ったんですよ」
「仁から?」
「寂しかったです。風邪を引いたら、真っ先に言って下さい。彼女なんですから」
幸雄さんの方に振り向いて拗ねた感じで言うのは、本当だから。
「飲みに誘われたんだけど、体調悪くなったから断ったんだよ。次からは真っ先に言うから、機嫌を直して?」
「んっ…」
首筋にチクッと痛みが走り、そのまま幸雄さんの唇は私の背中を音を出しながら啄み、手は私の腰のラインを撫でてくるから、くすぐったくて捩る。
「待っ…て」
「待てない」
そのまま幸雄さんに押し倒され、この日はずっと幸雄さんの体温を感じたのだった。
【星野美空side終わり】
2015/1/17up
→お次は水瀬編集長目線