AfterStory~彼女と彼の話~
「これで終わりかな」
俺は食器を洗って布巾で綺麗にしていき、ベッドで横になっている美空の傍に腰をおろした。
「ありがとうございました」
美空の頬はまだ赤くて、治るまで時間がかかるかもしれないな。
俺は右手で美空の頭をゆっくり撫で、美空は目を細目ながら微笑む。
「幸雄さんの手、冷たくて気持ちいいです」
「食器を洗ったからだけど、そう言われたの初めてかも」
美空の左頬に右手を添えると、まだ頬に熱を持っていて、自分の冷たい手と美空の温度差がはっきりと分かる。
「温めてあげます」
美空は左手を俺の右手に添えて、包み込む。
「幸雄さんの料理を食べれて、嬉しかったです」
「簡単な料理だったよ?」
「それでも、幸雄さんが作ったっていうのが嬉しいんです」
(参ったな)
美空が瞳を潤ませながら言うと、俺の心の中に美空への愛しい気持ちが溢れそうになる。
体調が悪いから我慢しようかなと思ったけど、俺は眼鏡を外した。
「美空、目を閉じて」
「風邪、移しちゃいますよ?」
「いいよ。風邪を引いたら、また料理を2人で作ろうよ」
「……はい」
さっきよりも顔が真っ赤になった美空にキスをして、お互いの体温を隅々まで感じるのだった。
俺は食器を洗って布巾で綺麗にしていき、ベッドで横になっている美空の傍に腰をおろした。
「ありがとうございました」
美空の頬はまだ赤くて、治るまで時間がかかるかもしれないな。
俺は右手で美空の頭をゆっくり撫で、美空は目を細目ながら微笑む。
「幸雄さんの手、冷たくて気持ちいいです」
「食器を洗ったからだけど、そう言われたの初めてかも」
美空の左頬に右手を添えると、まだ頬に熱を持っていて、自分の冷たい手と美空の温度差がはっきりと分かる。
「温めてあげます」
美空は左手を俺の右手に添えて、包み込む。
「幸雄さんの料理を食べれて、嬉しかったです」
「簡単な料理だったよ?」
「それでも、幸雄さんが作ったっていうのが嬉しいんです」
(参ったな)
美空が瞳を潤ませながら言うと、俺の心の中に美空への愛しい気持ちが溢れそうになる。
体調が悪いから我慢しようかなと思ったけど、俺は眼鏡を外した。
「美空、目を閉じて」
「風邪、移しちゃいますよ?」
「いいよ。風邪を引いたら、また料理を2人で作ろうよ」
「……はい」
さっきよりも顔が真っ赤になった美空にキスをして、お互いの体温を隅々まで感じるのだった。