AfterStory~彼女と彼の話~
次の日、四つ葉出版社に出勤するとロビーで高坂さんに会った。
「おはようございます」
「おぅ、会議だから用意しておいてね」
「分かりました」
「じゃあな」
高坂さんと別れて編集部に入ると、珍しくスポーツ部に仁がいた。
「おはよ」
「仁がいるなんて珍しいね」
「この時期はどのスポーツはオフだから、取材がない」
「そうなんだ」
「会議に出るんでしょ?」
「勿論。仁もでしょ」
「あまり長いのは嫌だな」
仁はうんざりしながらも会議の用意をし始めるので、俺も必要な書類を用意して、2人で3階へ向かうと、専務室から美空が出てきた。
「星野さん、おはよう」
「あっ、水瀬編集長…。えっと、おはようございます」
美空は何故か顔が真っ赤になっていて、足早に階段を降りていった。
「俺、普通に挨拶をしたつもりだけどな」
「……」
何故か仁が俺の頭をじぃっと見る。
「どうしたの?」
「シャンプーの香り、同じ」
「えっ!?」
昨日は美空の部屋に泊まって、シャンプーを使わせて貰ったんだけど、そんなに香りがするのかな?
「後で高坂さんに首をつかまれるよ」
「……だね」
会議が終わった後の光景がすぐ浮かび、俺と仁は会議室に入る。
次からシャンプーは別のを使おうと決めた。
【水瀬幸雄side終わり】
2015/1/17up
「おはようございます」
「おぅ、会議だから用意しておいてね」
「分かりました」
「じゃあな」
高坂さんと別れて編集部に入ると、珍しくスポーツ部に仁がいた。
「おはよ」
「仁がいるなんて珍しいね」
「この時期はどのスポーツはオフだから、取材がない」
「そうなんだ」
「会議に出るんでしょ?」
「勿論。仁もでしょ」
「あまり長いのは嫌だな」
仁はうんざりしながらも会議の用意をし始めるので、俺も必要な書類を用意して、2人で3階へ向かうと、専務室から美空が出てきた。
「星野さん、おはよう」
「あっ、水瀬編集長…。えっと、おはようございます」
美空は何故か顔が真っ赤になっていて、足早に階段を降りていった。
「俺、普通に挨拶をしたつもりだけどな」
「……」
何故か仁が俺の頭をじぃっと見る。
「どうしたの?」
「シャンプーの香り、同じ」
「えっ!?」
昨日は美空の部屋に泊まって、シャンプーを使わせて貰ったんだけど、そんなに香りがするのかな?
「後で高坂さんに首をつかまれるよ」
「……だね」
会議が終わった後の光景がすぐ浮かび、俺と仁は会議室に入る。
次からシャンプーは別のを使おうと決めた。
【水瀬幸雄side終わり】
2015/1/17up