万年貧血女2 〜アゲハ、恋の行方〜
「って事は俺殺されるとか?」
青ざめた顔の多々良がビビりながら聞いて来た。
「あたしね、1週間に1回人の血吸わんと死んじゃうんだ。でもどうせならカッコいい男の血吸いたいよね。どうせ性格悪いヤツばっかやけん…世直しだよ」
これもなかなかに勝手な言い分
「やらせてやるのは、前払いやから…何の感情も無いっちゃんねぇ…あ、多々良…逃げようたって無駄だよ。アンタの体力絞り取ったけん…あたしを今までバカにしてからかったツケ払って地獄に行って来ぃ」
さよなら
"ガブリ"
あたしは、多々良の首筋に噛み付いた。
青ざめた顔の多々良がビビりながら聞いて来た。
「あたしね、1週間に1回人の血吸わんと死んじゃうんだ。でもどうせならカッコいい男の血吸いたいよね。どうせ性格悪いヤツばっかやけん…世直しだよ」
これもなかなかに勝手な言い分
「やらせてやるのは、前払いやから…何の感情も無いっちゃんねぇ…あ、多々良…逃げようたって無駄だよ。アンタの体力絞り取ったけん…あたしを今までバカにしてからかったツケ払って地獄に行って来ぃ」
さよなら
"ガブリ"
あたしは、多々良の首筋に噛み付いた。