君のため
1章 兄妹弟


「姉ちゃん!、起きて!!」

「んっ…まぶしい…」

あたし、栗望かこ。

今日から高校2年生です。

ついでに紹介します、この起こしてくれる人は

あたしの弟、栗望翔樹

今日から高校1年生です。

「…はりきってるね」

「あったりまえでしょ。だって今日から高校生だぜ?かわいい子いるかなー?」

…ドン引き

でもこの笑顔で言われると憎めない

「笑顔がまぶしい(笑)」

翔樹はうれしそうだ。

と、下の階から声がした

「やべっ!はやく降りてこいって兄ちゃんが怒ってる!
かこも急げよー!」

いやいや、かこって…

あたし一応お姉ちゃんですよ?

「はやくいこ!」

「わかったわかった。
着替えてから行くね」

翔樹は急いで下の階に行った

あたしも早く行かなきゃ!

急いで制服をとり、パジャマを脱いだ

とそのときガチャっとドアの開く音と一緒に

「かこ、遅いよ」

と低い声がした

「えっ!!」

あたしは声の主を探した

ドアの前に立っていたのは…お兄ちゃんだ!

「まだ着替えてんのか?遅すぎ。

…てかその格好、誘ってんの?」

はっとして自分の格好をみる

ズボンははいてないし、上のパジャマはボタンを全部はずしたままだ。

つまり、ほぼ下着状態。

「いやぁあぁーーーー!!!」

兄をとりあえずビンタ。

「いってーな(笑)べつに見てもなんもねーよ」

と言い、あたしの胸元を見て鼻で笑った

「もぉ!お兄ちゃんさいてー!
あたしこれでもDなんだからね!?」

意地になってつい変なことを口にしていた

「はいはい(笑)わかったよ
てかはやくおりてこなきゃ俺と翔樹でかこの分の朝ごはん、たべるからなー」

そう言って部屋をでていった

あ、この失礼な人はあたしの兄の栗望夜斗。

今日から高校3年生。

「ふぅ…つかれた」

着替えてわたしは下の階に行った。

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