君のため

杏が自己紹介をした。

もちろん彼女ということも。

俺はそんな杏にイライラし、かこにやつ当たってしまった。

ごめん、かこ。

そんなつもりじゃなかったんだ。

かこは一言いい、階段をかけ上がっていった。

追いかけたかった、今すぐに。

でも杏が行かせてくれない。

杏の腕がしっかり俺の腕を掴んでいるから。

どうしてこうなるんだよ…

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