君のため
3章 弟との恋はだめですか?


翔樹はあたしの頭の後ろに手を回した

「しょう、んっ…」

翔樹といいかけたあたしの唇に翔樹の唇。

翔樹との初めてのキス。

うれしかった

「っ…かこ…離さないからな」

「んっ、ぁ…」

あたしの口からは甘い声しかでない。

こんな声を出している自分が恥ずかしい(笑)

だけど

この唇は杏ちゃんと秋にも…

そう思うと寒気がした。

いやだ、1番がいい

あたしはとっさに翔樹を押し返してしまった
< 20 / 21 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop