虹の先にゎ
するとすぐに男の子は帰ってきた。



「ほら。あんたの分。」



男の子は近くにある自動販売機でオレンジジュースを買ってきて私にくれた。





私は無言でオレンジジュースを飲んだ。




男の子は何も聞かない。



きっと聞かなくても分かるんだな。


そりゃそうだよね。こんな時間にこんな格好で座り込んでるんだもん。




ふと公園の時計を見ると9時を過ぎていた。
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