星空と君の手 【Ansyalシリーズ 託実編】
私の戦利品。
・祈……3-90
・託実……1-15 2-40 4-85
・憲……3-49
・十夜……なし。
・Taka……3-100
唯香の戦利品。
・祈……なし
・託実……2-99 4-86
・憲……1-16
・十夜……3-66。
・Taka……1-51 2-23 3-1 4-51
走り続けて手に入れた戦利品はこれだけ。
もう少し権利が欲しかったところだけど
それでも三権はある。
もうこうなったら、
託実に私の番号を引き当ててもらうしかない。
約束の待ち合わせ時間に間に合うように園内を後にして、
バスに乗り込む。
FC旅行2日目の夜はまだ続く。
香港ディズニーを少し早目に後にした私たちが向かうのは
ディナー会場。
腹ぺこのお腹のはずなのに、なかなか食が進まないのは、
多分この後に発表される権利の抽選会が気になって仕方がないから。
何とか食事を終えた後、
スタッフが食事をとっていた部屋へと入ってきた。
「皆さま、ファンクラブ旅行も2日目。
最終日の夜となりました。
香港ディズニーはいかがでしたでしょうか?
楽しかった人?」
視界をつとめる女性スタッフの質問に
一部のファンたちが答えていくものの、
私も唯香もそんな余裕はなし。
二人、祈るような気持ちで手を合わせながら
息を飲みつつ発表を待つ瞬間。
会場を盛り上げようとしていた女性スタッフの傍に、
もう一人のスタッフが何かを手にして近づいてくると、
司会をしていたスタッフへと手渡した。
ゆっくりと手にした紙を開いていくスタッフ。
その紙に視線を集めつつも、会場が一気に静まり返る。