愛してるの伝え方
「……あの、ちょっと聞いていいかな」

「なんですか」

「怒らないでね。
もしかして、ヤキモチ妬いてくれてる?」

「……はい?」

「だってさ、俺があの三人といたからミヤちゃん機嫌悪いんでしょ?」

「……」

「嬉しいなぁ。でも大丈夫、俺はミヤちゃんラブ! ミヤちゃん一筋だから!」

「……なに、言ってるんですか。
私がヤキモチなんて妬くわけないじゃないですか。なんでそんなもの妬かなきゃならないんですか。
ヤキモチは好きな人に妬くものですよ」

「だからー、ミヤちゃんは俺のことが好き、とか?」

「フッ、あり得ないですね」

「鼻で笑わないで! つらい!」

「夢は寝てみるものですよ」

抱きしめられたままだからわからないだろうけど、少しだけ笑った。

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