愛してるの伝え方
「わけわからないなぁ。そんな噂あてにして告白までするもん?」
「全員がそうとは言いませんけど、恋人をブランドのように考えている女子もいるそうですよ。
こんな素敵な彼氏がいる自分は素敵、みたいな心理だそうです」
「えぇっ……女子って怖いなぁ」
「好きじゃなくても好きだって伝えることは出来ますから」
「あ、ミヤちゃん。嘘でもいいから俺のこと好きって言ってよ」
「は? 嫌ですよ。そういう女子もいるってだけで、私はそういう女子ではありません」
「もしもミヤちゃんが告白してくれるなら、俺即オッケー出すのに!」
「そんなもしも話は無意味ですけどね」
瀬戸くんが口を尖らせた。
どんな表情をしても、可愛くみえても、かっこよく見えても。
瀬戸くんは瀬戸くんだ。変わりはない。
軽くて、女の子の扱いにも慣れている彼。
……彼の愛は簡単に信用できない。
「全員がそうとは言いませんけど、恋人をブランドのように考えている女子もいるそうですよ。
こんな素敵な彼氏がいる自分は素敵、みたいな心理だそうです」
「えぇっ……女子って怖いなぁ」
「好きじゃなくても好きだって伝えることは出来ますから」
「あ、ミヤちゃん。嘘でもいいから俺のこと好きって言ってよ」
「は? 嫌ですよ。そういう女子もいるってだけで、私はそういう女子ではありません」
「もしもミヤちゃんが告白してくれるなら、俺即オッケー出すのに!」
「そんなもしも話は無意味ですけどね」
瀬戸くんが口を尖らせた。
どんな表情をしても、可愛くみえても、かっこよく見えても。
瀬戸くんは瀬戸くんだ。変わりはない。
軽くて、女の子の扱いにも慣れている彼。
……彼の愛は簡単に信用できない。