愛してるの伝え方
「いただきます」
「いただいていただいて!」
オムライスを口に運ぶ。
とろっとした卵に絡まるチキンライス。
言葉に出来ない美味しさ。
「どう? 美味しい?」
「美味しい、です」
感動。初めてこんなに美味しいオムライスを食べた。
そんな私を見て瀬戸くんは嬉しそうに笑ってくれる。
「ミヤちゃんのオムライス食べたいな」
瀬戸くんがそう言った瞬間、オムライスを吹き出しそうになった。
「私のオムライスですか?」
「うん」
チラッと私のオムライスに目をやるも、全然美味しそうには見えない。
こんなのを食べたいのか。確実に瀬戸くんのオムライスの足元にも及ばないのに。
「別に構わないんですけど、美味しくないですよ」
「ミヤちゃんの料理が美味しくないわけないじゃん。いただきます!」
いや、どう考えても鈴木さんのオムライスの方が美味しそう。
…よし、私のオムライスへのコメントは控えてもらおう。
「ミヤちゃん美味しい!」
「……はい?」
「全部食べてもいいかな?」
「いいですけど」
幸せそうな顔で一口、また一口とスプーンを口に運んでいく。
味は普通だったし卵は失敗したし、どう控えめに見ても全部食べたいなんて思わない。
「美味しくないでしょう? 無理して食べないでくださいね」
「正直味なんてどうでもいいよ。
ミヤちゃんが作ったって考えるだけで俺は幸せで仕方ないの」
瀬戸くんはあっという間にオムライスを完食した。
「いただいていただいて!」
オムライスを口に運ぶ。
とろっとした卵に絡まるチキンライス。
言葉に出来ない美味しさ。
「どう? 美味しい?」
「美味しい、です」
感動。初めてこんなに美味しいオムライスを食べた。
そんな私を見て瀬戸くんは嬉しそうに笑ってくれる。
「ミヤちゃんのオムライス食べたいな」
瀬戸くんがそう言った瞬間、オムライスを吹き出しそうになった。
「私のオムライスですか?」
「うん」
チラッと私のオムライスに目をやるも、全然美味しそうには見えない。
こんなのを食べたいのか。確実に瀬戸くんのオムライスの足元にも及ばないのに。
「別に構わないんですけど、美味しくないですよ」
「ミヤちゃんの料理が美味しくないわけないじゃん。いただきます!」
いや、どう考えても鈴木さんのオムライスの方が美味しそう。
…よし、私のオムライスへのコメントは控えてもらおう。
「ミヤちゃん美味しい!」
「……はい?」
「全部食べてもいいかな?」
「いいですけど」
幸せそうな顔で一口、また一口とスプーンを口に運んでいく。
味は普通だったし卵は失敗したし、どう控えめに見ても全部食べたいなんて思わない。
「美味しくないでしょう? 無理して食べないでくださいね」
「正直味なんてどうでもいいよ。
ミヤちゃんが作ったって考えるだけで俺は幸せで仕方ないの」
瀬戸くんはあっという間にオムライスを完食した。