愛してるの伝え方
「麻木、あんた一体何なの?」
「質問の意味がわかりません」
鈴木さんに連れてこられたのは人が来ることが少ない西階段裏。
そこには既に三人の女子がいた。
「なんであんた瀬戸と一緒にいんの? 全然釣り合ってない」
「瀬戸くんが来るんです。なんで私の方に来るかは瀬戸くんに聞いてください」
「てかあんた、瀬戸のこと好きなわけ?」
「どう思考を巡らせればそうなるんですか。
瀬戸くんは私の好みからかけ離れてますし、ちゃんちゃらおかしいですね」
「ふーん。
じゃあさ、早苗の片想い手伝ってあげなよ」
「鈴木さんの片想い?」
「この子、瀬戸のことが好きなんだって」
そうだったんだ。
鈴木さんを見ると顔を赤くして俯いている。
……恋する乙女だ。
「あ、あの、これを渡して欲しいの!」
鈴木さんに渡された、袋に包まれた何かと、手紙。
両方女子らしくて可愛いデザイン。
「えっと、これを?
瀬戸くんにですよね」
「そうなの! お願いできるかな!?」
「構いませんけど」
鈴木さんはにこりと笑う。やっぱり可愛い。
瀬戸くんと並んでもお互いに引けをとらないんだろうな。
「質問の意味がわかりません」
鈴木さんに連れてこられたのは人が来ることが少ない西階段裏。
そこには既に三人の女子がいた。
「なんであんた瀬戸と一緒にいんの? 全然釣り合ってない」
「瀬戸くんが来るんです。なんで私の方に来るかは瀬戸くんに聞いてください」
「てかあんた、瀬戸のこと好きなわけ?」
「どう思考を巡らせればそうなるんですか。
瀬戸くんは私の好みからかけ離れてますし、ちゃんちゃらおかしいですね」
「ふーん。
じゃあさ、早苗の片想い手伝ってあげなよ」
「鈴木さんの片想い?」
「この子、瀬戸のことが好きなんだって」
そうだったんだ。
鈴木さんを見ると顔を赤くして俯いている。
……恋する乙女だ。
「あ、あの、これを渡して欲しいの!」
鈴木さんに渡された、袋に包まれた何かと、手紙。
両方女子らしくて可愛いデザイン。
「えっと、これを?
瀬戸くんにですよね」
「そうなの! お願いできるかな!?」
「構いませんけど」
鈴木さんはにこりと笑う。やっぱり可愛い。
瀬戸くんと並んでもお互いに引けをとらないんだろうな。