世界一遠距離恋愛
「そう言えば花奏のクラスは何やるの?」
「私のクラスはね、ビーズアクセサリーを作る体験が出来たり注文された物を手作りしたりするんだよっ!」
「ホントに!?それあたしやりたい!」
「ふふっ、おいでっ!あっ、絵里子は忙しいから無理かな…なーんてっ。」
「えぇーっ!ビーズアクセサリー欲しいよぉ〜っ!」
「分かった分かった。私が仕事の合間塗って絵里子が好きそうなやつ作ってあげるからねっ。」
「やったぁっ!花奏大好き!」
あたしは嬉しくて花奏に飛びついた。
「あぁっ…やめてよ絵里子…そんな可愛い事しないで…今のあなたじゃ何をやっても可愛くなっちゃうから…。普段も可愛いけどねっ。」
「放心状態になるのやめよ!?それとちゃっかり隠し撮りを待ち受けにするのやめて!」
時間はどんどん過ぎて行く。文化祭本番が近付くにつれて…透くんの入院の日、そして手術の日が迫っている事を実感した。
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