世界一遠距離恋愛
他の子と比べて十倍程指名が入り、働きづめだったあたしに女の子のお客さんからの支持を総なめにしてずっと接客をしていた透くん。
「本山さんと秋風、ちょっと休憩してきな?こんなにずっと働いてたら体壊しちゃうから!」
委員長があたし達に気を遣って三十分程の休憩を許可してくれた。ふぅ…ようやく休憩できる…。
「絵里子ちゃん、お疲れ様っ!ゆっくり休んで?お客さん減るのは心配だけど…私達が絵里子ちゃんがいない分頑張るからっ!」
さくらちゃんの声に、他のメイドの子も頷く。いや、あたし知ってるんだからね!?皆してサインに写真にお願いされてたよね!?あたしの事特別待遇する必要ないよね!?
「うぁー…ようやく休憩だぁ!」
「あんまりフラフラどっか行くなよ!女の子にもみくちゃにされて帰って来れなくなるんだから!」
「へいへーい。俺、お前と違ってモテるもんな。」
「うわぁ…腹立つ!」
同じく休憩をもらった透くんはスーツの上着を脱ぎ捨てていた。暑いよね…スーツ。半袖スカートのあたしでさえ暑いのに。こんな時には外の風に当たりたいなぁー…。
「…ねぇ、透くん。」
「ん?なぁにー、絵里子。」
「…屋上、行かない?」
「ははっ、奇遇だな。…俺もたった今誘おうと思っていた所だよ。」
「本山さんと秋風、ちょっと休憩してきな?こんなにずっと働いてたら体壊しちゃうから!」
委員長があたし達に気を遣って三十分程の休憩を許可してくれた。ふぅ…ようやく休憩できる…。
「絵里子ちゃん、お疲れ様っ!ゆっくり休んで?お客さん減るのは心配だけど…私達が絵里子ちゃんがいない分頑張るからっ!」
さくらちゃんの声に、他のメイドの子も頷く。いや、あたし知ってるんだからね!?皆してサインに写真にお願いされてたよね!?あたしの事特別待遇する必要ないよね!?
「うぁー…ようやく休憩だぁ!」
「あんまりフラフラどっか行くなよ!女の子にもみくちゃにされて帰って来れなくなるんだから!」
「へいへーい。俺、お前と違ってモテるもんな。」
「うわぁ…腹立つ!」
同じく休憩をもらった透くんはスーツの上着を脱ぎ捨てていた。暑いよね…スーツ。半袖スカートのあたしでさえ暑いのに。こんな時には外の風に当たりたいなぁー…。
「…ねぇ、透くん。」
「ん?なぁにー、絵里子。」
「…屋上、行かない?」
「ははっ、奇遇だな。…俺もたった今誘おうと思っていた所だよ。」