世界一遠距離恋愛
「もしもし!?花奏!?」
「あらあら、慌てちゃって。…透、意識取り戻したよ。手術続けるって。」
「ほっ…ホントに!?」
「そんな縁起でもない嘘付くはずないでしょ?…手術自体ももうちょっとで終わるみたいだよ。」
「良かったぁ…。」
「とりあえず絵里子、寝た方が良いんじゃないの?絵里子ったらまだ子供なんだから早く寝なさい?」
「よっ、余計な心配しなくていいから!」
「ふふっ、でも眠たそうな声じゃない。次に絵里子が起きる頃には透の手術は終わってるはずだから。透の事は心配しないで自分を心配してちょうだい?」
「うー…分かったよ。」
「ふふっ、じゃあおやすみなさい。」
…良かった。透くん、生きてた…。やっぱり信じていて…良かった。透くん…。
「…はっ、騒がせやがって。」
お兄ちゃんがそう言って掛け布団を持って来た。
「…眠いだろ?寝ろよ。俺が膝枕してやる。」
「よくもまぁそんな気持ち悪い発想が思い浮かんだよね!?」
「気持ち悪いって何だよ!?お兄ちゃんの愛情が伝わらないって言うのか!?」
「…ううん、伝わってる。今は一人じゃ眠れない。」
「…何か連絡があったら俺が対応するから。お前は寝ろ。」
「…分かった、ありがとうお兄ちゃん。おやすみ。」
今日は妹らしく素直にお兄ちゃんに甘えたいと思った。お兄ちゃんの座る膝の上に頭を置いて寝る。…案外安心する。
「可愛い寝顔だなお前…チューしてもいい?」
「後で覚えてて。」
「あらあら、慌てちゃって。…透、意識取り戻したよ。手術続けるって。」
「ほっ…ホントに!?」
「そんな縁起でもない嘘付くはずないでしょ?…手術自体ももうちょっとで終わるみたいだよ。」
「良かったぁ…。」
「とりあえず絵里子、寝た方が良いんじゃないの?絵里子ったらまだ子供なんだから早く寝なさい?」
「よっ、余計な心配しなくていいから!」
「ふふっ、でも眠たそうな声じゃない。次に絵里子が起きる頃には透の手術は終わってるはずだから。透の事は心配しないで自分を心配してちょうだい?」
「うー…分かったよ。」
「ふふっ、じゃあおやすみなさい。」
…良かった。透くん、生きてた…。やっぱり信じていて…良かった。透くん…。
「…はっ、騒がせやがって。」
お兄ちゃんがそう言って掛け布団を持って来た。
「…眠いだろ?寝ろよ。俺が膝枕してやる。」
「よくもまぁそんな気持ち悪い発想が思い浮かんだよね!?」
「気持ち悪いって何だよ!?お兄ちゃんの愛情が伝わらないって言うのか!?」
「…ううん、伝わってる。今は一人じゃ眠れない。」
「…何か連絡があったら俺が対応するから。お前は寝ろ。」
「…分かった、ありがとうお兄ちゃん。おやすみ。」
今日は妹らしく素直にお兄ちゃんに甘えたいと思った。お兄ちゃんの座る膝の上に頭を置いて寝る。…案外安心する。
「可愛い寝顔だなお前…チューしてもいい?」
「後で覚えてて。」