世界一遠距離恋愛
奇跡って、起きちゃうんです。
…目が覚めた。時計の針は六時を示している。外が明るい事から、朝を迎えた事が分かった。
「おはよう、絵里子。」
お兄ちゃんが眠たそうな顔をしながらあたしの頭を撫でていた。お兄ちゃん、ずっと起きてたの…?
「…っ!お兄ちゃん!透くんは!?」
「夜中に花奏ちゃんから連絡があったよ。手術は終わったって。後は…目を覚ますだけだ。」
「良かったぁ…。」
「安心すんのはまだ早いけどなー。問題は目を覚ますかどうか、なんだよ。…今日起きなかったら危ないらしい。」
「そっかぁ…。」
予定だと午前中には目を覚ますそうだ。…逆にそれは予定通り目覚めなかった時にはかなり死の可能性は大きくなるんだとか。
「とりあえずお前、学校行けよ。花奏ちゃんも学校行くらしいからさ?」
「うん、分かった。」
きっと、授業中に透くんは目を覚ます。もしも午前中じゃなくても、きっと午後には目を覚ます。…もし、学校が終わっても目覚める事がなかったら…あの場所で透くんの意識が戻るのを待とう。
「おはよう、絵里子。」
お兄ちゃんが眠たそうな顔をしながらあたしの頭を撫でていた。お兄ちゃん、ずっと起きてたの…?
「…っ!お兄ちゃん!透くんは!?」
「夜中に花奏ちゃんから連絡があったよ。手術は終わったって。後は…目を覚ますだけだ。」
「良かったぁ…。」
「安心すんのはまだ早いけどなー。問題は目を覚ますかどうか、なんだよ。…今日起きなかったら危ないらしい。」
「そっかぁ…。」
予定だと午前中には目を覚ますそうだ。…逆にそれは予定通り目覚めなかった時にはかなり死の可能性は大きくなるんだとか。
「とりあえずお前、学校行けよ。花奏ちゃんも学校行くらしいからさ?」
「うん、分かった。」
きっと、授業中に透くんは目を覚ます。もしも午前中じゃなくても、きっと午後には目を覚ます。…もし、学校が終わっても目覚める事がなかったら…あの場所で透くんの意識が戻るのを待とう。