世界一遠距離恋愛
「えっ、絵里子先輩っ!?それホントですか!?」
「うん、ホント。」
「ふっ、ふぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?絵里子先輩がっ!遂にっ!遂にーっ!」
…なぎちゃんったら流石。あたしの期待している通りの反応を返してくれる。
「いい?なぎちゃん。あたしこの事は花奏となぎちゃんにしか話してないからね?内緒だよ?」
「大丈夫ですっ!高崎凪沙、この命に代えてでも絵里子先輩との秘密を守りますっ!」
なぎちゃんが半紙いっぱいにバツを書いて口の前にそれを持っている。…とてもこの間コンクールで最優秀賞を取った子なんて信じられない。あたしが会いに来ると大抵遊んでいる様にしか見えないし…。
「今日もお見舞いに行かれるんですか?」
「うん、行くよー!花奏が生徒会のお仕事が終わったら来てくれるはずなんだけど…。」
「もう来てるよ?」
「ん?えっ!?ええっ!?花奏!いつからそこに!?」
「もうしばらくいたよ?絵里子ったら全然気付かないで夢中で透の事話してたから邪魔しちゃいけないかなって思って…。」
「何で!?早く声かけてくれたら良かったのに!」
「ごめんごめん、高崎さんが私に気付いたみたいだからさ、言ってくれると思ってたんだけど…。」
「ごっ、ごめんなさい白橋先輩っ!私、先輩が声かけてくださると思ってて黙ってましたっ!」
「ええっ!?なぎちゃん気付いてたの!?」
という事はあたしが一人で周りに何も気付かず一人で喋っていたと言う事か…何て事だ…。
「ふふっ、私に気が付かないくらい夢中で透を語っちゃう絵里子も可愛いよっ♪」
「やめてええええっ!恥ずかしいんだからっ!」
…最近では他の書道部の部員の子達が耳栓を用意して活動しているらしい。つまりはあたしってかなり放課後の書道教室の騒音だと思うんだ。でもすぐに叫んじゃう。…透の事話してると、恥ずかしくて思わず声出しちゃうんだもん。
「うん、ホント。」
「ふっ、ふぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?絵里子先輩がっ!遂にっ!遂にーっ!」
…なぎちゃんったら流石。あたしの期待している通りの反応を返してくれる。
「いい?なぎちゃん。あたしこの事は花奏となぎちゃんにしか話してないからね?内緒だよ?」
「大丈夫ですっ!高崎凪沙、この命に代えてでも絵里子先輩との秘密を守りますっ!」
なぎちゃんが半紙いっぱいにバツを書いて口の前にそれを持っている。…とてもこの間コンクールで最優秀賞を取った子なんて信じられない。あたしが会いに来ると大抵遊んでいる様にしか見えないし…。
「今日もお見舞いに行かれるんですか?」
「うん、行くよー!花奏が生徒会のお仕事が終わったら来てくれるはずなんだけど…。」
「もう来てるよ?」
「ん?えっ!?ええっ!?花奏!いつからそこに!?」
「もうしばらくいたよ?絵里子ったら全然気付かないで夢中で透の事話してたから邪魔しちゃいけないかなって思って…。」
「何で!?早く声かけてくれたら良かったのに!」
「ごめんごめん、高崎さんが私に気付いたみたいだからさ、言ってくれると思ってたんだけど…。」
「ごっ、ごめんなさい白橋先輩っ!私、先輩が声かけてくださると思ってて黙ってましたっ!」
「ええっ!?なぎちゃん気付いてたの!?」
という事はあたしが一人で周りに何も気付かず一人で喋っていたと言う事か…何て事だ…。
「ふふっ、私に気が付かないくらい夢中で透を語っちゃう絵里子も可愛いよっ♪」
「やめてええええっ!恥ずかしいんだからっ!」
…最近では他の書道部の部員の子達が耳栓を用意して活動しているらしい。つまりはあたしってかなり放課後の書道教室の騒音だと思うんだ。でもすぐに叫んじゃう。…透の事話してると、恥ずかしくて思わず声出しちゃうんだもん。