世界一遠距離恋愛
「仕方ないなぁ、私少し看護師さんとお話して来るからさ、思う存分ラブラブしなよ、透。そして早く飽きて私に絵里子返してよ。」
「マジ!?よっしゃあ!絵里子!屋上行こうぜ!」
あーあ…花奏拗ねちゃった。透は酸素マスク外すし。…まぁいっか、あたしも屋上行きたかったし。
「いい?十分で帰って来なさい。遅刻したら一分につき三日絵里子には会わせないから。」
「へいへい。わーったわーった。」
透は花奏の忠告を軽く受け流してあたしの手を引いて走る。
「秋風さん!絶対安静ですから走るのはやめてください!」
「うっせぇ!彼氏いねぇくせに俺の恋路を邪魔すんじゃねぇ!」
看護師さんにほぼ怒鳴る形で叫ぶ透。
「…透、看護師さんにそんな態度取っちゃって大丈夫なの?」
「あー、大丈夫大丈夫。俺あの人嫌いだから。」
「またそうやって…。」
「いつ死ぬか分かんねぇんだから今を楽しむしかねぇだろ。」
「…どういう事?」
「なーんでもない。ほら、もう少しで着くぞ。頑張って階段登れ!」
「ちょっ、早いよ透…。」
「おんぶしてやろうか?」
「結構です!」
「マジ!?よっしゃあ!絵里子!屋上行こうぜ!」
あーあ…花奏拗ねちゃった。透は酸素マスク外すし。…まぁいっか、あたしも屋上行きたかったし。
「いい?十分で帰って来なさい。遅刻したら一分につき三日絵里子には会わせないから。」
「へいへい。わーったわーった。」
透は花奏の忠告を軽く受け流してあたしの手を引いて走る。
「秋風さん!絶対安静ですから走るのはやめてください!」
「うっせぇ!彼氏いねぇくせに俺の恋路を邪魔すんじゃねぇ!」
看護師さんにほぼ怒鳴る形で叫ぶ透。
「…透、看護師さんにそんな態度取っちゃって大丈夫なの?」
「あー、大丈夫大丈夫。俺あの人嫌いだから。」
「またそうやって…。」
「いつ死ぬか分かんねぇんだから今を楽しむしかねぇだろ。」
「…どういう事?」
「なーんでもない。ほら、もう少しで着くぞ。頑張って階段登れ!」
「ちょっ、早いよ透…。」
「おんぶしてやろうか?」
「結構です!」