世界一遠距離恋愛
「まぁまぁいいだろ。食い切れなかったら俺が食ってやるからな、絵里子。」
透くんは仲介に入ったつもりにでもなっているのか満足気な表情をしている…って、え?今何て言った?
「なぁーにボーッと突っ立ってんの?ほら、座りなよ。絵里子。」
…透くんが…あたしの事を…呼び捨て、で…!
「あっ、バカ透!絵里子は男に呼び捨てされんのが一番苦手なんだか…ちょっ、絵里子!しっかりしなさい!絵里子!」
「おいおい!意識飛んでんのか!?救急車!救急車だー!」
「あんたのせいでしょバカ透ーっ!」
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