Eternally…


あまりの真剣さに、
見つめ返すことができずに
目をそらした。


「…ごめん。」


そう呟くことしかできなかった。


「五十嵐くんの気持ちは嬉しい。
でもあたし、初恋もまだで
恋愛感情がわからんの。

そんな状態で五十嵐くんと付き合っても
傷つけるだけやと思うから
…断らせてほしい」


潮の匂いが鼻をかすかにくすぐった。


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