初恋は涙色に輝く…
「ねーね、陽奈。」
『ん?なに?』
女子のみんなが寝ている中で、唯一起きているのは私ともう1人。
瑞穂だ。
「純粋な陽奈の、理想の告白はどんな感じ??」
なにそれ。理想の告白ー?
『えーー…。うーん、そうだなぁ…。』
じっくり考えてみたけど全然浮かばない
『…わかんない。告白自体もうわかんないし。どんな感じなの?』
私が聞くと、瑞穂は驚いたように目を見開いた。
「……あんた、本当に……
可愛いなぁ!!!!」
そう言ったと思うと、なんかむぎゅむぎゅされた。
『えっ、ちょ、瑞穂ーーーーー』
そうして、バスは目的地である学校についたのである。