初恋は涙色に輝く…
そんな部活を。私の大好きな部活鑑賞部を。
馬鹿になんて、されたくない。
冗談でも「必要ない」なんて言ってほしくない。
言わせないよ。絶対に。
『…瑞穂。光瑠』
蓮斗君が出ていったドアを見つめていた瑞穂と光瑠を呼ぶ。
『私、今年もやるよ。部活鑑賞部。』
それを聞いた、光瑠と瑞穂の表情が輝く。
ほらね、必要ないなんて、ありえない。
先輩達の部活は、いや、私の部活は、ちゃんと必要とされてる。
ちゃんと、引き継いだからね。