初恋は涙色に輝く…
『今日、瑞穂と約束してたのにクラスの男子と遊びに行くことになって、いい争いしたんでしょ?』
「うん。」
案外あっさりと答えた瑞穂に正直ぎょっとする。
「…言い争いって言っても、何しに行くのーとか、遊ぶ人とか?そーいうの聞いてただけだけど。」
『…え、それだけ?』
「うん、それだけ。」
それ、言い争いって言わないよね。
「とにかく、怒ってないよ。言い方冷たかったのかも。朝母さんと喧嘩したから。また今日の夜話してみる。」
『うん、そうして。光瑠すごい心配してたからさ。』
一件落着ということで私は、腰かけていたベットに倒れた。