初恋は涙色に輝く…
「お、いーじゃんっ!ボーカルはー…」
「もちろん陽菜でしょっ!」
光瑠に被せるように瑞穂が言う。
「「だなっ!」」
蓮斗くんと光瑠が息ぴったりに言う。
『え、無理無理無理無理。絶対無理だから!!』
私は、橋本くんに助けを求めた。
でも、橋本くんは、笑顔でガッツポーズをやってくる。
「おっけー、じゃー俺らはバンド組んで演奏。他の人で喫茶とか、そんな感じでどうだ?」
「「「「いーねー」」」」
…………なんか、すごいことなってきた。